引っ越しをする時、「荷物が多くて大変」「新しい家はスッキリした空間にしたい」と思う人は多いでしょう。
でも、何を捨てるべきか迷ってしまい、片づけが進まないこともありますよね。
そんなときは、引っ越しのタイミングを“断捨離のチャンス”と考えてみましょう。

この記事では、引っ越し前に捨てるべきものの見極め方と処分法について紹介します。
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引っ越しは断捨離のベストタイミング
引っ越しは、持ち物を見直す大きなチャンスです。
普段の生活ではなかなか捨てる決心がつかない物でも、新生活を前にすると「本当に必要かどうか」を冷静に判断しやすくなります。
この機会に、生活に必要な物だけを残すことで、スッキリとした暮らしをスタートできるでしょう。
なぜ「捨てる」ことが重要なのか
引っ越しでは、荷物が多ければ多いほど手間も費用もかかります。
使っていない物や古くなった物を捨てることで、荷造りや運搬の負担が減り、引っ越しそのものがラクになります。
さらに、不要な物を減らせば、引っ越し後の収納スペースにも余裕が生まれ、暮らしやすさにもつながります。
「せっかく新しい家に引っ越したのに、また物があふれている…」という状況を避けるためにも、いまのうちに荷物をしっかり整理しておくことが大切です。
新居の間取りに合わせた選別が鍵
新しい家の広さや収納スペースに合わない家具や収納グッズは、引っ越してから困ることがよくあります。
事前に間取りをチェックして、「入らない」「置き場がない」物は思い切って手放すことが大切です。
とくに、大型家具や家電はサイズ確認を忘れずに。
また、今の家では便利だったけれど、新居では不要になる物もあります。
新しい暮らし方をイメージしながら、必要かどうかを見直しましょう。
荷物が減れば費用も抑えられる
引っ越し費用は、荷物の量やトラックの大きさによって変わります。
不要な物を処分すれば、見積もりも安くなり、引っ越しにかかるコストを節約できます。
節約しつつ効率よく引っ越すためにも、荷物の見直しは必須です。
さらに、ダンボールの数が減れば、引っ越し当日の作業時間も短縮できます。
自分にも業者にもメリットがあるため、断捨離はまさに一石二鳥の対策と言えるでしょう。
捨てるべきものを見極める4つの基準
「捨てたいけれど、どれを手放せばいいかわからない…」という悩みは多くの人が感じています。
なんとなく残してきた物が、いつの間にか部屋をいっぱいにしていることもあります。
ここでは、引っ越し時に役立つ「捨てるかどうか」を判断するための4つの基準を紹介します。
1年以上使っていない物は処分対象
「いつか使うかも」と思って取っておいた物でも、1年以上使っていないなら、その“いつか”は来ないことが多いです。
特に、衣類やキッチン用品、趣味グッズなどは、長く使っていないなら手放すタイミングです。
「今の自分に本当に必要か?」を考えて判断しましょう。
「いつか使う」は思い切って手放す
「高かったから」「もったいないから」と理由をつけて残している物も、実は使わないままになっていることが多いです。
思い切って手放せば、気持ちもスッキリします。
迷った時は、「今すぐ必要かどうか」で判断してみてください。
先延ばしにすると片付けが進みません。
思い出の品は写真に残す選択肢も
写真や手紙、プレゼントなど、思い出が詰まった品物は捨てにくいですよね。
でも、すべてを残しておくと収納スペースがすぐにいっぱいになります。
どうしても迷う物は、写真に撮ってデータとして保存するのもひとつの方法です。
気持ちは残しつつ、物は手放すことができます。
劣化・壊れた物は迷わず処分
壊れているけど「直せば使えるかも」と思って残している物は、結局そのまま放置されがちです。
色あせた洋服、欠けた食器、壊れた家電などは思い切って処分しましょう。
引っ越し先でまた使える状態でない物は、持っていっても結局ゴミになるだけです。
捨てるべきものリスト【ジャンル別】

捨てるべきものを判断する基準が分かったら、次は具体的に何を捨てるべきかを見ていきましょう。
ここでは、引っ越し前に見直したい「ジャンル別の不要品」を紹介します。
どれも多くの家庭でたまりやすい物ばかりです。
チェックリストのように活用してみてください。
大型家具・家電(搬出が大変な物)
古くて重い家具や大型家電は、引っ越しの負担を大きくします。
とくに、壊れかけのテレビや古いタンス、サイズが合わないベッドなどは、新居でも使わなくなることが多いです。
処分するにもお金や手間がかかるため、早めに判断しておくと安心です。
また、冷蔵庫や洗濯機など、家電リサイクル法の対象品は処分方法も決まっているので、自治体のルールも事前に確認しておきましょう。
衣類・寝具(シーズンオフや古い物)
「いつか着るかも」と思って取ってある洋服や、使い古したタオルや布団は、実際には使わないことが多いです。
シミがある服、ヨレヨレのパジャマ、サイズが合わない子ども服などは処分の対象にしましょう。
引っ越し先では収納スペースが限られるため、数を絞ることが大切です。
寝具も湿気やカビで傷んでいるものは処分を。
新生活に合わせて買い替えると気持ちもリフレッシュできます。
食器・キッチン用品(重複や劣化)
割れていないけど使っていない食器、重複しているお鍋やフライパン、古くなったプラスチック容器などは、持っていっても結局使わないことが多いです。
特に1人暮らしや2人暮らしに変わる場合は、人数に合った量に見直しましょう。
長年使って焦げついてしまった調理器具や、変色した保存容器は衛生面でも気になるため、思い切って処分するのが正解です。
雑貨・本・書類などの細かい物
文房具や趣味用品、小物雑貨、読まなくなった本、取扱説明書などは、意外と場所を取るものです。
「とりあえず取っておこう」で放置していると、引っ越しのときにダンボールが倍になることもあります。
読み終えた雑誌や、保証期間が切れた書類は処分対象です。
必要な書類だけをファイルにまとめておけば、新居での整理もラクになります。
家族構成やライフスタイル別の断捨離術
引っ越し時に捨てるべきものは、家族の人数や生活スタイルによって変わってきます。
一人暮らしと家族世帯では、不要品の種類や量も違うものです。
ここでは、家族構成や暮らし方に合わせた断捨離のコツを紹介します。
自分の状況にあてはめて考えてみてください。
一人暮らしの方が処分すべきもの
一人暮らしの方は、限られたスペースで生活している場合が多く、物を持ちすぎると部屋がすぐに狭く感じてしまいます。
たとえば、来客用の食器や大きすぎる家具、使っていない調理家電などは思い切って手放すとすっきりします。
また、仕事や趣味で使っていたけれど、最近は使っていないグッズも見直してみましょう。
必要最小限の持ち物にすることで、新生活も快適になります。
カップル世帯の見直しポイント
カップルや同棲を始めたばかりの世帯では、同じ物が2つ以上あるケースがよくあります。
たとえば、電子レンジや電気ポット、掃除機などが重複しているなら、状態の良い方だけを残して、もう片方は処分しましょう。
また、二人で暮らすことを前提に、インテリアや収納も見直すと、無駄な物を減らせます。
話し合いながら断捨離を進めることで、暮らし方のイメージも共有しやすくなります。
家族・子育て世帯の不要品の傾向
家族が多い世帯では、おもちゃやサイズアウトした服、古くなった家具や家電がたまりがちです。
子ども用品は成長とともに不要になるものが多いため、思い切って処分することが必要です。
また、古い書類や工作作品なども、必要なものだけを厳選して残すようにしましょう。
家族全員の荷物を一気に見直すのは大変ですが、エリアやカテゴリーごとに少しずつ進めると効率的です。
不用品の処分方法とその特徴
捨てるものが決まったら、次は「どう処分するか」を考える必要があります。
捨て方を知らないと、時間がかかったり、費用がかかったりすることもあります。
ここでは、主な処分方法とそれぞれの特徴について、分かりやすく紹介します。
可燃/不燃/粗大ゴミとして出す
家具や家電などの大型の物は、自治体の粗大ゴミとして出すのが基本です。
回収には事前予約が必要な場合が多く、自治体のホームページや電話で申し込みます。
粗大ゴミの処理券を購入して貼り付ければ、指定日に回収してくれます。
小さな不用品であれば、可燃ごみや不燃ごみの日に出すことも可能です。
分別ルールを守れば無料で処分できるため、コストをかけたくない方に向いています。
リサイクルショップやフリマを活用
まだ使える物なら、リサイクルショップやフリマアプリに出すのもひとつの方法です。
リサイクルショップではまとめて買い取ってもらえる場合があり、引っ越し前の短期間でも活用しやすいです。
フリマアプリは自分で価格を設定できるため、高値で売れることもありますが、発送ややり取りの手間がかかるため、時間に余裕がある人向けです。
知人に譲る・寄付するという選択肢
近所の人や友人に声をかけて、必要な人に譲るのもおすすめです。
特に子ども用品やベビーグッズなどは、次に使ってくれる人がいれば安心して手放せます。
また、福祉団体などへの寄付を受け付けているケースもあります。
団体ごとに条件が異なるため、事前に確認することが大切です。
不用品回収業者にまとめて依頼する
「時間がない」「まとめて一気に片付けたい」という場合は、不用品回収業者への依頼が便利です。
自分で運び出せない物も対応してくれるため、手間を大きく減らせます。
ただし、料金体系やサービス内容には差があるため、業者選びには注意が必要です。
悪質な業者に当たらないよう、信頼できる会社を選びましょう。
不用品回収業者を比較して、信頼できる会社を見つけたい方はこちら
不用品回収業者に依頼する際の注意点

不用品を効率よく片づけたい場合、不用品回収業者を利用するのも一つの方法です。
特に、大型家具や大量の不要品があるときは、自分で処分するのが大変なので、プロに任せると安心です。
ただし、依頼する際にはいくつか注意しておきたいポイントがあります。
業者に依頼する際の注意点
不用品回収業者は便利ですが、すべての業者が安心とは限りません。
事前に情報をよく確認しないと、高額請求やトラブルの原因になることもあります。
サービス内容や料金の説明がしっかりしているか、対応が丁寧かどうかなど、細かいところまで確認してから依頼しましょう。
また、「即日回収OK」「格安回収」などの言葉だけに惑わされず、実際の評判や口コミもチェックすることが大切です。
許可の有無や所在地の明記確認
不用品回収には法律上の許可が必要な場合があります。
安心して依頼するためにも、業者のホームページやチラシに「会社の所在地」「固定電話番号」「許可番号」がきちんと書かれているかを必ず確認してください。
これらが不明確な業者は避けた方が無難です。
また、所在地があまりに遠い場合は追加料金がかかることもあるので、地元業者を中心に選ぶのもポイントです。
見積もりの明確さと追加料金の有無
事前にしっかりとした見積もりを出してくれる業者を選びましょう。
「回収後に追加料金を請求された」といったトラブルを防ぐには、見積書の内容をよく確認することが大切です。
できれば訪問見積もりをお願いし、物量や処分方法などもその場で確認しておくと安心です。
また、見積もりが無料かどうかもあらかじめ確認しておきましょう。
口コミや評価のチェックポイント
実際にその業者を利用した人の声は、とても参考になります。
GoogleのクチコミやSNS、比較サイトなどで評価をチェックし、対応の早さや料金、スタッフの態度などに注目してみてください。
「料金が明確だった」「安心して任せられた」など、具体的な体験談が多い業者ほど信頼しやすいです。
逆に、評価が極端に低かったり、トラブルの声が多かったりする場合は注意しましょう。
(参考)
一般家庭から排出される不用品を回収するには、法律上「一般廃棄物収集運搬業」の許可を取得する必要があります。ただし、当サイトで紹介している業者の中には、自社では回収業務を行わず、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を取得し、実際に回収を行っている各地域の提携業者に業務を委託している場合があります。
このような場合、紹介業者自身が許可を取得していなくても、実際に回収を行う提携業者が許可を取得し適法に業務を行っているため、法律上も問題ありません。
買い替えるべきものとは?
引っ越しのタイミングは、「捨てるか残すか」だけでなく、「買い替えるかどうか」を考えるチャンスでもあります。
古くなった物や、使い勝手の悪い物を無理に持っていっても、新居では使いづらいことがあります。
ここでは、引っ越し前に見直したい「買い替え候補のアイテム」を紹介します。
劣化している寝具・家電製品
毎日使う寝具は、見た目以上に劣化しています。
マットレスがへたっていたり、布団がペチャンコになっていたりしたら、引っ越しを機に買い替えるのがおすすめです。
また、家電製品も寿命に近づいているなら要注意。
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなど、古くて電気代がかかる物は、新しい省エネモデルに変えると光熱費の節約にもつながります。
カーテンやマット類はサイズに注意
意外と見落としがちなのが、カーテンやマット類のサイズです。
新居の窓の大きさや床の広さが変わると、今まで使っていた物が合わなくなることもあります。
特にカーテンは、丈や幅が合わないと見た目が悪くなったり、光をうまく遮れなかったりします。
採寸をしてから、必要なら新調しておくと安心です。
古くなった収納グッズは新調も検討
引き出しの滑りが悪くなった収納ケースや、たわんでしまったカラーボックスなどは、引っ越し先でも使いにくいことがあります。
無理に使い続けるよりも、新居の間取りやインテリアに合わせて、新しい収納グッズに買い替えることで、部屋がスッキリ見えます。
また、統一感のある収納アイテムにすることで、生活感を減らし、おしゃれな部屋づくりにもつながります。
まとめ
引っ越しは、持ち物を見直す絶好のチャンスです。
何を捨て、何を残すかをしっかり考えることで、新生活をスムーズにスタートできます。
この記事のポイントまとめ:
- 引っ越しは断捨離にぴったりなタイミング
- 1年以上使っていない物は処分を考えるべき
- 家族構成や暮らしに合わせた整理が大切
- 不用品は自分に合った方法で処分することが大事
- 不用品回収業者を使うときは許可や評判の確認が必要