引っ越しでベッドだけ頼めるの?最安の運搬術と注意点

引っ越しは、大きな荷物をたくさん運ぶイメージがありますが、「ベッドだけを運びたい」というケースも実は少なくありません。

たとえば新生活でベッドだけを持っていきたい人や、他の家具は処分してベッドだけ引き継ぐ人もいます。

ただし、ベッドだけを運ぶとなると「どこに頼めばいいの?」「高くなるの?」など、いろいろな疑問が出てくるはずです。

キヨさん
キヨさん

この記事では、引っ越しでベッドだけを頼む方法や費用の目安、注意点について紹介します。

  1. 引っ越しでベッドだけ運ぶのは可能?基本知識を解説
    1. 単品での依頼はどの業者が対応している?
    2. ベッドだけ運ぶと料金は割高になる?
    3. マットレスだけなど一部のみも依頼できる?
  2. ベッドだけ引っ越しする主な方法と費用相場
    1. 引っ越し業者に頼む(単身プラン・混載便)
    2. 赤帽や軽貨物チャーター便を活用する
    3. ヤマトの家財宅急便・西濃など専門配送を使う
    4. 自分で運ぶ際の注意点と準備
  3. 単身パックでベッドだけ運べる?対応可否と条件
    1. サイズによっては非対応になるケースも
    2. 利用できるベッドの種類とは
    3. オプション料金で解体・組み立ても依頼可能
  4. ベッドの解体・梱包はどうする?事前準備のポイント
    1. 解体の手順と必要な道具一覧
    2. 解体できない場合の対処法(特殊搬出)
    3. 梱包方法とマットレスの運び方
    4. 解体を業者に依頼する場合の相場
  5. 運ぶより処分?買い替え・処分という選択肢も検討
    1. 使用年数や傷み具合で判断しよう
    2. 粗大ゴミとして処分する方法と費用
    3. リサイクルショップ・買取の可否
    4. 不用品回収業者にまとめて引き取ってもらう方法
  6. 不用品回収業者に依頼する際の注意点
    1. 業者に依頼する際の注意点
    2. 許可の有無や所在地の明記確認
    3. 見積もりの明確さと追加料金の有無
    4. 口コミや評価のチェックポイント
  7. ベッドだけ頼むときによくある質問とその対処法【Q&A】
  8. まとめ:ベッドだけ引っ越しするなら費用と手段を比較して選ぼう

引っ越しでベッドだけ運ぶのは可能?基本知識を解説

ベッドだけを運んでほしいという依頼は、意外にも多くの引っ越し業者で対応しています。

ただし、すべての業者が対応しているわけではなく、「単品引っ越し」や「家財一点のみ配送」に対応したプランを選ぶ必要があります。

また、ベッドはサイズが大きく重いため、運搬方法や費用が通常の荷物と異なる点にも注意が必要です。

特にマットレスやフレームのサイズによっては、通常便で対応できないケースもあります。

ここでは、ベッドだけの引っ越しが可能かどうか、どのような業者・プランがあるのかを確認しておきましょう。

単品での依頼はどの業者が対応している?

「ベッドだけ運びたい」といった単品依頼に対応しているのは、大手引っ越し業者や軽貨物専門業者、一部の配送サービスです。

たとえば以下のような業者が該当します:

  • サカイ引越センターやアート引越センターの単品配送プラン
  • 赤帽などの軽トラック便
  • ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」など

業者によっては、ベッドの種類(セミダブル以上など)に制限があるため、事前確認が必須です。

ベッドだけ運ぶと料金は割高になる?

ベッドだけの引っ越しは「割高になる」と思われがちですが、業者やプランの選び方次第でコストを抑えることも可能です。

たとえば他の荷物と一緒に運ぶ「混載便」や、空きスペースを活用する「帰り便」などを選べば、費用が大幅に下がることもあります。

ただし、トラックを一台貸し切るような単品便を選ぶと、運搬距離によっては1万円~2万円以上かかることもあるため注意しましょう。

マットレスだけなど一部のみも依頼できる?

「ベッドフレームは処分してマットレスだけ運びたい」「逆にマットレスは買い替えるのでフレームだけ運びたい」といった部分的な依頼も可能です。

このようなケースでは、サイズや梱包のしやすさによって料金が変動するため、事前にしっかりと見積もりを取りましょう。

また、一部の業者ではマットレス単体だけの運搬に対応していない場合もあるため、対応可否は確認が必要です。

ベッドだけ引っ越しする主な方法と費用相場

ベッドだけ引っ越しする主な方法

ベッドだけを引っ越す場合、選べる方法は意外と多くあります。

ただし、それぞれの方法によって費用や手間、対応エリアが異なるため、自分に合った手段を選ぶことが大切です。

このセクションでは、主な4つの方法とその費用相場、メリット・デメリットを紹介します。

引っ越し業者に頼む(単身プラン・混載便)

大手の引っ越し業者には「単品プラン」や「混載便(ほかの荷物とまとめて運ぶ便)」があります。

これらを使えば、ベッドだけでも依頼可能です。

  • 単品プラン:トラック1台を貸し切りで、料金はやや高め(15,000~30,000円程度
  • 混載便:複数の依頼主の荷物と一緒に運ぶことで割安(8,000~20,000円程度

繁忙期(3月など)は混載便の枠が少なくなるため、早めの予約が必須です。

赤帽や軽貨物チャーター便を活用する

赤帽や軽貨物チャーター業者は、1点だけの運搬に強いサービスです。

個人事業主が多く、柔軟な対応をしてくれる場合が多いのが特徴です。

  • 近距離なら5,000~10,000円程度
  • 長距離だと距離単価制(例:1kmあたり200円前後)で高額になるケースも

時間やルートを柔軟に調整できる一方、養生や補償の範囲が限られる場合があるため、事前確認は必須です。

ヤマトの家財宅急便・西濃など専門配送を使う

ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」や西濃運輸の大型家具配送は、ベッドのような大物家具に特化したサービスです。

  • シングルベッド:10,000~15,000円程度(距離により変動)
  • 配送+設置・梱包込みで初心者にも安心

ただし、解体・組立てには別料金がかかる場合があるため、サービス内容をよく確認しておきましょう。

自分で運ぶ際の注意点と準備

軽トラやバンを借りて、自分でベッドを運ぶという方法もあります。

費用を抑えたい人には有力な選択肢です。

  • レンタカー代:6,000~10,000円前後(半日~1日)
  • 高速代・燃料代・人手の確保も必要

ベッドは重量があるうえにサイズも大きいため、搬出入時に壁や床を傷つけないよう養生が必要です。

また、運搬中の落下防止のためのロープや毛布も用意しておくと安心です。

単身パックでベッドだけ運べる?対応可否と条件

「できるだけ安く運びたい」という理由で単身パックを検討する方も多いですが、ベッドのサイズや種類によっては利用できないこともあります。

ここでは、単身パックでベッドだけを運べるかどうか、その条件や注意点を解説します。

サイズによっては非対応になるケースも

単身パックでは、専用のカーゴ(コンテナ)に荷物を積み込む形式が一般的です。

カーゴの内寸は幅・奥行き・高さすべてに制限があり、シングルベッドやセミダブルでも収まらないことがあります。

例)某社単身パックのカーゴサイズ
幅:104cm × 奥行:104cm × 高さ:170cm
→ マットレスやフレームは基本的に収まりません。

そのため、ベッドだけの引っ越しには不向きな場合が多いです。

利用できるベッドの種類とは

折りたたみ式のベッドや脚が外れるタイプの簡易ベッドであれば、単身パックで運べる可能性があります。

ただし、マットレスが厚い場合やスプリング構造になっている場合は、たとえサイズが収まっても断られることもあるため注意が必要です。

不安な場合は、事前に「積載可否の確認」を業者に依頼しましょう。

オプション料金で解体・組み立ても依頼可能

一部の引っ越し業者では、単身パックに追加オプションとしてベッドの解体・組み立て作業をつけられる場合があります。

  • 解体費用:3,000円〜6,000円程度
  • 組み立て費用も同程度が目安

ただし、オプション対応があるのは一部の業者のみです。

利用を考えている場合は、見積もり時に必ず確認しておきましょう。

特に、ロフトベッドや収納付きベッドなど構造が複雑な場合は、業者任せにした方が安全で確実です。

ベッドの解体・梱包はどうする?事前準備のポイント

ベッドの引っ越しでは、事前の準備が成否を分ける重要なポイントです。

特にフレームの解体やマットレスの梱包は手間がかかるため、あらかじめ作業内容を把握しておきましょう。

解体の手順と必要な道具一覧

一般的なベッドフレームの解体には、以下のような道具が必要です。

  • プラスドライバー・六角レンチ
  • 軍手・毛布(部品保護用)
  • 小物入れ(ネジ類の紛失防止)

作業時は、ネジの位置や部品の順番をスマホで撮影しておくと、再組み立ての際に迷わず済みます。

解体できない場合の対処法(特殊搬出)

一体型ベッドや構造上解体できないベッドの場合は、搬出そのものが困難になるケースがあります。

その際は、以下のような方法で対応します。

  • クレーン吊り上げによるベランダ搬出
  • 業者による一部切断・分解対応(有料)
  • 搬出を断られる場合は、処分を検討することも必要

特殊対応が必要な場合、別料金が1万円以上かかることもあるため、事前の見積もり確認が重要です。

梱包方法とマットレスの運び方

マットレスは汚れや破損を防ぐため、専用のマットレスカバーを使うのが理想です。

引っ越し業者に依頼する場合は、専用カバーを用意してくれることが多いですが、自分で運ぶ場合はホームセンターや通販で購入しておきましょう。

また、フレーム部品はまとめて毛布などでくるみ、ガムテープで固定しておくと搬送時の衝撃から守れます。

解体を業者に依頼する場合の相場

「自分でやるのが不安…」という場合は、解体・梱包を業者に任せるのも選択肢です。

多くの引っ越し業者では、以下のような料金が目安になります。

  • 解体のみ:3,000〜6,000円
  • 解体+梱包:5,000〜8,000円

複雑な構造や電動ベッドなどの場合は、追加料金が発生する可能性もあるため、見積もり時に詳細を伝えておくと安心です。

運ぶより処分?買い替え・処分という選択肢も検討

運ぶより処分?買い替え・処分という選択肢も検討

ベッドは大型家具の中でも運搬が特に大変な部類に入ります。

そのため、引っ越しを機に「いっそ処分してしまおうか」と考える人も少なくありません。

年数が経っているベッドや、傷み・きしみが気になるものなら、無理に運ぶより買い替えた方が合理的な場合もあります。

ここでは、処分を選ぶ際の判断ポイントと具体的な方法を紹介します。

使用年数や傷み具合で判断しよう

ベッドの耐用年数は一般的に10年前後といわれています。

フレームの軋み、マットレスのへたり、カビやシミなどが見られるようであれば、引っ越しを機に買い替えを検討してもよいでしょう。

新居にサイズが合わない場合や、階段から搬入できない構造なども、処分を検討するきっかけになります。

粗大ゴミとして処分する方法と費用

自治体の粗大ゴミ回収に出す場合、比較的安価に処分できます。

費用は自治体によって異なりますが、おおむね500円〜2,000円程度です。

ただし、収集日の予約が必要で、1週間以上待たされるケースもあるため、引っ越し日程との調整が重要です。

リサイクルショップ・買取の可否

状態が良好であれば、リサイクルショップに買い取ってもらえる場合もあります。

ただし、ベッドは中古市場でも需要が少なく、マットレスが付属していると衛生面の問題から買取不可になるケースも多いです。

ブランド家具や無垢材のフレームなど、一部の高級品は買取対象になる可能性があります。

不用品回収業者にまとめて引き取ってもらう方法

引っ越しと同時に他の不要品も出る場合、不用品回収業者にまとめて依頼すると手間がかかりません。

電話一本で当日対応してくれる業者もあるため、急ぎのケースにも便利です。

費用の目安は1点あたり3,000〜8,000円ほど

搬出費込みの料金が多いため、粗大ゴミより割高にはなりますが、即日対応や時間指定など利便性を重視する人には適した選択肢です。

不用品回収業者に依頼する際の注意点

ベッドの処分を不用品回収業者に依頼する場合、手間なくスムーズに進められる反面、トラブルに巻き込まれないための注意点もあります。

ここでは、信頼できる業者を見極めるために確認すべきポイントを解説します。

業者に依頼する際の注意点

「回収費用が安い」だけで業者を選ぶと、無許可営業や高額請求などのトラブルに遭う可能性があります。

特に、街中を巡回する軽トラック業者やチラシをポスト投函している業者には注意が必要です。

公式サイトを確認し、所在地や代表者名の記載があるか、固定電話の番号があるかなど、基本情報の確認を怠らないようにしましょう。

悪質な業者に当たらないよう、信頼できる会社を選びましょう。

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許可の有無や所在地の明記確認

一般家庭の不用品を回収するには、「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。

これは自治体単位で発行されるもので、未取得での営業は違法です。

ただし、紹介サイトなどを通じて業務を受託し、提携業者が許可を取得しているケースもあるため、すぐに違法と断定できない場合もあります。

とはいえ、「許可番号」「営業所の所在地」「自治体名」の記載があるかどうかは最低限チェックしましょう。

見積もりの明確さと追加料金の有無

事前の見積もりがあいまいな業者は要注意です。

「当日になって急に追加料金を請求された」というトラブルも少なくありません。

優良業者は、電話やLINE、写真送付などで事前に詳細な見積もりを出してくれます。

また、「追加料金が発生する条件」が明記されているかも確認しておきましょう。

口コミや評価のチェックポイント

実際に利用した人の口コミは、業者選びの参考になります。

Googleマップの口コミや比較サイトのレビュー欄などで、

  • 対応スピード
  • スタッフの態度
  • 請求内容の妥当性

といったポイントを中心に確認しましょう。極端に評価が低い、または不自然な高評価が並ぶ業者は注意が必要です。

(参考)
一般家庭から排出される不用品を回収するには、法律上「一般廃棄物収集運搬業」の許可を取得する必要があります。

ただし、当サイトで紹介している業者の中には、自社では回収業務を行わず、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を取得し、実際に回収を行っている各地域の提携業者に業務を委託している場合があります。

このような場合、紹介業者自身が許可を取得していなくても、実際に回収を行う提携業者が許可を取得し適法に業務を行っているため、法律上も問題ありません。

ベッドだけ頼むときによくある質問とその対処法【Q&A】

Q1. 家具1点だけ頼んでも引っ越し業者は対応してくれますか?
A. はい、多くの業者がベッド1点だけの引っ越しにも対応しています。

ただし、最低料金に満たない・混載便が組めないなどの理由で断られる場合もあるため、複数業者に見積もりを取って比較するのがおすすめです。

Q2. 繁忙期は予約が取りづらいですか?
A. 繁忙期(3~4月、年末年始、週末)は予約が埋まりやすく、単品引っ越しの枠も限られます。

希望日がある場合は、2~3週間前には見積もりと予約を済ませておきましょう。

平日や時間帯指定なしで依頼すると、比較的予約が取りやすく費用も抑えられます。

Q3. 解体や組み立てを業者に頼むと追加料金がかかりますか?
A. 多くの業者で解体・組み立てはオプション扱いとなっており、別途料金が必要です。

  • 解体:3,000〜6,000円
  • 組み立て:同程度
    見積もりの際に「解体も含めたい」と伝えると正確な金額が確認できます。

Q4. マットレスとフレームを別々に運んでもらえますか?
A. 原則として可能ですが、サイズや梱包状態によっては断られるケースもあります。

特にマットレス単体は、汚れや型崩れのリスクがあるため、専用カバーでの梱包が必要になることが多いです。

Q5. 引っ越しと同時にベッドの処分も頼めますか?
A. 可能です。

引っ越し業者の中には不用品回収をセットで受け付けているところもあります。

また、不用品回収業者と連携して、引っ越しと処分を同日に行えるサービスもあるため、まとめて依頼すると効率的です。

Q6. 運ぶよりも処分したほうが得な場合はありますか?
A. はい、以下のようなケースでは処分の方が費用面でも現実的です。

  • 長距離引っ越しで送料が高額になる
  • 古くなったベッドで再利用が難しい
  • 引っ越し先で新しいベッドを購入予定

特にセミダブル以上の大きなベッドは運搬コストが高いため、買い替えとの費用比較が大切です。

Q7. ベッドだけ運んでくれる業者はどうやって探せばいいですか?
A. 「ベッドのみ対応可」と明記している業者は一部に限られるため、一括見積もりサイトや比較サービスを活用するのが効率的です。

対応可否や料金、希望日の空き状況をまとめて確認でき、口コミ評価もあわせてチェックできます。

まとめ:ベッドだけ引っ越しするなら費用と手段を比較して選ぼう

ベッドだけを引っ越すケースは珍しくありませんが、方法を誤ると予想外に高くついたり、業者に断られたりすることもあります。

だからこそ、運搬方法・業者・料金の比較をしっかり行うことが重要です。

処分や買い替えも含めて、最もムダのない方法を選びましょう。

この記事のポイントまとめ:

  • 引っ越しでベッドだけを頼める業者は多数存在
  • 単身パックや混載便など方法によって料金は異なる
  • ベッドのサイズや形状によって利用できるサービスが変わる
  • 解体・梱包は自力でも可能だが、業者依頼も選択肢
  • 処分や買い替えが得になる場合もあるため要検討
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